X線CTデータからはんだ3Dクラック率を測定
はんだクラックの定量評価手法として、機械研磨やCP後の断面観察時に撮影された画像を元に、クラック率を測定する手法が一般的です。この測定手法は、破壊検査のため、観察したいクラック断面を消失する恐れがあります。また、クラックは3次元的に発生するため、数か所の断面観察だけでは接合部全体のクラックを把握することは困難です。本アプリケーションでは、この課題に対して、a) 非破壊で b) クラックの3次元構造を可視化でき、c) クラックを定量評価することができます。X線CTデータのスライス画像を用います。
アプリ画面例
3Dクラック率とは
クラック率は、下図に示すように、クラック線長をa、今後クラックが入る得る予測線長をbとすると、式(1)で計算します。本アプリケーションでは、X線CTのスライス画像群から測定される、接合部全体のクラック率を”3Dクラック率”として定義し、式(2)で計算します。
本アプリケーションのご利用に際して
高精度なクラック率測定を可能にするため、お客様のデータに特化したAIモデルの開発をさせて頂きます。
- お客様の X 線 CT スライス画像データをお預かりするか、弊社にて X 線 CT 撮影を行います。
- 弊社にてお客様のデータに特化した AI モデルを開発します。
- 開発した AI モデルを利用したアプリケーションをお客様がご利用頂けます。
QrackDroid3D
はんだ3Dクラック率測定アプリ
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